食事の後にトイレへ行き、最後にまたお土産屋をブラブラしてから門司港を出る事にした。



「あー楽しかった!」


「うん。楽しかったね。」


2人車に乗りながら言い合う。




「じゃあ次は戻ってからラブラブタイムで宜しいですか?」


ニンマリして言う彼。



う。
言葉にわざわざ出さなくてもいいから!

反論すればするほど逆につっ込まれてからかわれそうなので、笑いながら頷いた。



どうしても、体を寄せ合って沢山キスして、体を重ねて、彼に触れて、好きだと言う時間が私には必要で。


好きすぎて、触れてなきゃダメ。
見つめてなきゃダメ。

キスしなきゃダメ。


逢えない時は何とか我慢していても、

逢ってしまうとダメなんだ…



そしてそれは彼も同じで。


…ストレート過ぎるから、時々恥ずかしくなってしまうのだけれど。




私達はまたCDを聴きながら、何てことない会話をしながら、門司港を後にした。



門司港、来れて良かった。


思い出、増えたね、つかささん。




付き合い始めの頃、彼が言ってくれた言葉を思い出す。


『これから、2人で素敵な思い出を沢山作るんだから。』



うん。


毎回毎回の短時間デートも全部素敵な思い出だけど、


今日の長時間デートはまた格別なものになるよ。


ローズキャッツアイを握りしめる度に何度でも思い出す。


今日のこの幸せをきっと。


初めて、世間一般の恋人同士みたいなデートが出来たこの日の嬉しさを。

ローズキャッツアイがいつも私に思い出させてくれるよね。