いつの間に服を脱がされていたのか、


気付くと私もつかささんも、

体を纏うものは何もなくて。


凄い羞恥心が襲うけれど、それより彼と結ばれたい気持ちが強くて。



射抜くような、なのに限りなく優しい瞳に…全て吸い込まれていきそう。


その瞳が好き。


つかささんの髪にそっと触れる。



出会った頃より短くなった髪。



好き。



細く、殆ど無駄のないしなやかな体。


なのに強さを感じる体。


…好き。




もう、

熱くなって靄のかかった頭でこれ以上考えられない。



ただただ、好き。

こんなにも、好き。



大好きでたまらない人に求められて、

自分も求めて。



そうして身も心も2人交わる事の幸せを、


ひたすらかみしめて、



気を抜くと膜を張りそうになる視界を、


すぐに緩んでしまいそうになる視界を、


保つのに必死で。




大好きだよ。



ねぇ。


こんなに苦しいのは、初めてなんだよ?



こんなに愛おしいのは、

…初めてなの。





気が狂うくらい、

求めて。



彼の体から迸る汗が、私の体のあちこちに光る。



そんな光景さえ嬉しくて。




こんなに好きになって、私、大丈夫なのかな……


ふとよぎった不安ごと、


彼は私を抱きしめて。




…私達はひとつになった。


甘く狂おしい、

けれど底無しに苦しい感情に掻き乱されながら。


つかささんと私は、

ひとつになった。