『結子に会いたかったから来たけど…ごめんね、間に合わなかったみたいだ。』


つかささんからのメールには、Mタウンの屋上にあるデカい看板の写真が添付されている。


彼が飛んで来てくれた証。


涙が溢れそうだった。



バスの中だから泣いてはいけない。

言い聞かせても
視界はますます膜を張る。



『嬉しい。来てくれた事が本当に嬉しい。
でもごめんなさい。忙しいのに無理言って嫌な女で。本当にごめんなさい…』