『私もつかささんの事が、好きです。』



それが精一杯だった。



恥ずかしさで顔から火が吹き出しそう。



軽い女って思われてないかな…


だってだって、


出会いが出会いだし。

最初にメールしたのは私だし。


まだ3回しか会ってないのに。


軽い女って思われたら嫌だよぉぉ…っ!




展開の早さに頭と心がついて行かない、ついて行かないのに…こんなに心は彼が好きだと叫んでる。



認めてしまうと、


今まで認めたくなくて抑えてた分、

反動が凄くて困る。




もうひたすら会いたくてたまらなくなる。



私は、


こんなにも惹かれていたの?



こんなにも好きだったの?




目を閉じたらすぐに思い出せる、

初めて会ったあの日から今日までの事。



つかささんの優しい笑顔も、
私の食い意地張った笑顔を嬉しそうに見る顔も、
顔をくしゃくしゃにして笑う顔も、

私の話を聞く真剣な顔も。



メールで少し話をした後、おやすみなさいを言ってから私は布団に潜り込む。



私は、


つかささんに好かれてもいいような女?


そんなはずはない。



私みたいな女、


誰からも愛される資格はない。



……分かっている。


分かって、いるのに。




好きにならずにはいられなかった。



好きになってく気持ちを止める事など、


出来なかった。




こんなにも、



好き。