夜、つかささんとメールをしていた。


どんな流れからそうなってしまったのか、


気がつけばメールの内容は、


お互いの気持ちを伝え合う、恥ずかしい事この上ない状態になっていて。



『僕はストレートすぎるから…結子困るでしょう。でも言葉にしなきゃ伝わらないから…

結子の事、好きだよ。』






私は夢でも見てるんだろうか。



あんまりにも彼の事ばかり考えるから、幻覚?
このメールは幻覚っ?


でも叩いた頬は痛いし、この残暑むさ苦しいモワモワした空気も本物。



つかささん。


本気?


本当に本当に本気で私みたいな、

私みたいな…


妄想族の、短気でひねくれ者で不器用で女らしさのかけらもない、短絡的かつ口の悪い、問題だらけのどうしようもない女を、好きだと言っているの?

本気で?




あぁ頭の中がパニック。


つかささんの気持ちは本当に嬉しい、でも本当に?

何かの間違いではなくて?


どうして私?



あんな素敵な人がなぜ私なの?



…やっぱり夢ではないか…



何度叩いてもやはり痛いものは痛い。

現実だ。



う……どうしよう。どうしよう。私も好きなのに。でも怖い。でもでも…