私とレフィさんは直接アドレスを交換した。


レフィさんが、またあんな事があって連絡つかなくなっては嫌だと言ったから。


それは私も思っていたので、抵抗なくアドレスを教えた。


ついでに、本名、『結子』も。


いつまでもハンドルネームで呼び合うのはどうかと思ったから。


いや、私の『絵馬』は別にいいのだ。
ただ、『レフィ』がいけない。
ニックネームにしてはあまりに日本人離れしてるというか、

やっぱり人に聞かれた時にその名前はどう感じられるのか。


本名を教えてくれた。


つかさ。

彼らしい名前だと思った。



それを機に、私とつかささんのメールの回数は格段に増えていった。



次の約束は1週間後。



これは友達の頻度か。


自分で問いかけるけど、そんなの自分でも分からない。



会うのが楽しみなのはなぜ。
早く会いたいのはなぜ。


答えは簡単なのに、

それを認めたくない自分がいる。


そう思ってしまう事こそ意識していて特別な証なのに、

そうは認めない自分がいる。