このまま息が止まっても構わないと、

いつも思う。





時々…


いや、
いつも。


こんな私のどこが良くて彼は私を離さないんだろう、と思う。



「結…子…」


繰り返し呼ばれる私の名前。


掠れたその色っぽい声は、それだけで私の心をこれでもかと締め上げて来る。



私は

つかささんの問いに答えるのに精一杯で

ただ壊れたように彼の名前を呼ぶのに精一杯で



ああ、

ちゃんと私の想いは伝わってるのだろうか。



言葉に出来ないこの気持ちは、


どれだけ伝わってるんだろうか。




「つかさ…さん…愛してる……」




こみ上げる涙をこらえるけれど、



うっすら油膜を張ったようになる、…彼の前では嘘をつけない…私の目。


ただもう、


彼の事しか、


考えられない。