興奮状態が全く醒めない私は、


帰りの車中ひたすら話をし続けた。


それはもう話は飛躍し、エジプト文明の神秘の話が、いつの間にか、地球外生命体の話になってしまったり。


話がどんどん飛躍して広がるだけ広がり、

突拍子もない話題に行き着いたりするのは私のクセだけど、


彼はそんな私の話にちゃんと耳を傾けてくれて。


それがとっても嬉しくて。


彼と美術館に行った、今日という日を私は絶対に忘れないだろう。


この先エジプトを思わせる何かに触れる度に、また彼を思い出す。


こうして、あなたとの思い出が増える度に、比例して…増えていく。

あなたに結び付いていくモノが、どんどん増えていく。



それは、私の日常にあなたが深く深く入り込むという事で、


きっと私は今まで以上に、あなたの事をいつだって想ってしまうんだろう。



それは嬉しいと同時に、諸刃の剣となって私を苦しめるに違いない…

それが分かっていても、

あなたをどんどん好きになってくこの気持ちは止められない。


止められないの、つかささん。