けれどお母さんの答えは特にはないとの事だったから、私が適当に見繕って買おう。



あ。


という事は。


私が仕事片付けて買い物する時間の中で、少しだけでも逢えないかな。



『明後日、少し逢えないかな?やり残した仕事しに会社行くし帰りに買い物もするから…』


即座にメールをすると、すぐに返事が来た。



勿論逢えるという内容で、しかも迎えに来てくれるという。


嬉しくて嬉しくて叫び出したくなった。



本当に大晦日に逢えるだなんて。



愛おしさで胸がいっぱいになる。



年始はしばらく逢えない予定だから、彼の姿を瞼に焼き付けよう。


太陽みたいな笑顔を、刻み込もう。


あの瞳も、声も、温もりも。




いつだって瞼に焼き付いてるし、すぐに思い出せる。



けど、尚強く…



私のありとあらゆる細胞に焼き付けておきたい。