「あ、間違えた。あれ、龍じゃなくて蛇だ」


『バカ兄貴ぃぃぃぃ!!

あれをヘビって言ったら、ドラゴンボールから出てくるあれも、蛇だよ!!』




明らかあれは龍でしょ!!しかも、銀色で書かれてるし!!




「だから俺、銀龍だっていったじゃん。
なのにユウがいちゃもんつけてくるから~」


『私のせい??!』




ってか銀龍って、桜龍の下っ端に手ぇ出したとかで、綾たちがキレてたやつじゃね??




『で、銀龍の相手は??』


「う~ん・・・服がバラバラで分からないけど…」




じっともう片方のチームを見据えていると、どこかから聞き覚えのある声が聞こえてきた。




「おぃ翼!!今何時??」

このバカみたいなでかい声は、きっと桜李。



「ん~、8時」

今7時ですけど!!?時計読み間違えてるよ、翼。



「まじでっ??!道理で腹減ったと思った~」


「お前ら、真面目にやれっつの!!」

これはきっと、変態千歳。




「はぁっ??!こんなザコいやつら、片目で十分!!」

その片目にレモン汁飛ばしてやろうか。



「綾、そろそろ騒ぎがおっきくなってきたよ」

敵を倒しながらも冷静なのは、希。




「構うな。潰すぞ」

そして、何様俺様、総長様、綾。




間違いない、これは銀龍と桜龍のケンカだ。