~繁華街~



ブロロロロロ・・・

10分ほどバイクを走らせて、繁華街の入口に着いた。





「さてと。着いたけど」


『いやぁ~、相変わらず皇の運転って…

















ヘタクソだね、うぉえっ・・・』




免許を持ってると言っても、所詮3ケ月の新人さん。


無免許で乗ってる、ハッチャけBoyたちのほうが、断然うまいと宣言できます!!





壁に手をついて、なんとか吐き気がおさまるのを待っていると、後ろから数人の男が声をかけてきた。




「おぃぉぃ、ねぇちゃん、大丈夫か~??」



大丈夫に見えますか?


っつーか、大丈夫かって話しかけてる時点で、大丈夫じゃないって気付いてんじゃん、じゃぁ聞かなくてもわかんじゃん、つまり話しかけんな!!




「俺らの部屋で休憩する~??」




現在進行形で休憩中なんで、ほっといてください!!


今口開いたら、ヤバイ気がする。





なんかが逆流してきそうな気がする!!






「おぃっ、お前ら何してんだよ!!」




皇~!!さっすが兄貴!!妹のピンチに駆けつけてくれたんだね!

ってか、今まで何してたんだよって話だけどな!!