「そういえば父さん、昨日日課とともに、すごいことを思いついちゃってね!!」
『どんなアホなことなのかしら、My father』
「うぅっ、My fatherと呼ばれてるにも関わらず、なんだろうこの疎遠感…
しかも言葉使いがだんだんよそ様向けに!!」
『いっそのことよそ様にしてください』
なきマネをする父親を見る、娘の心境にもなってみてください。
蔑んだ眼で父さんをみていると、肩をがっくりさせながら、どこからともなくパンフレットを出した。
・・・ん??これ、私の学校のパンフじゃないぞ??
「いきなりだけど、悠を男子校に転校させようと思ってるんだ。
…ってかさせちゃった☆☆」
…は??
『ど、どどどどーゆーこと!!?』
「だからぁ、ゆうを男子校に入学させたの!!
Do you understand??」
今の私を言葉で表現するなら、
<ポカーン…>
『はぁぁあぁあぁ!!?完了形ですか?!?have doneですか??!
相談もなしに、なに勝手なことさらしてくれとんじゃ、こんのボケオヤジ!!
ふっざけんなぁぁぁ!!』
「ちょっ、落ち着いて悠ちゃん!!理由はちゃんと説明するから!!」
『あったりまえだぁ!!』
どうやら、一昨日入学した学校の制服とは、二日でおさらばのようです…