もう戻ろう。うん、そうだ。外に出てきちゃったからこんなことになってるんだ。


いい子は寝なきゃいけないぞ、何故ならこんなことになるから。


気まずい沈黙に包まれるから。




『そ、そろそ・・・』



ろ戻らないか、と綾に言おうとしのに、



「ちょっと聞いていいか?」



なぁんて言われちゃった。

寒いから中入りたいぞ★

今日買ったばかりの時期総長Tシャツでも、夜風には対抗できないぞ!




『何でしょうか』


「お前、女友達いないのか」


『ななな、なんっ?!そんなこと普通聞くか?!』


「ケータイのメモリが全部男だった。」




見たのかァァァっっ!!!

をとめのケータイ勝手に開くとか、最低!


っていうか、それ全部組員さんのメモリ!


むさくるしいオッサンどものケー番んんんん!!




『お、男みたいな名前の女友達がいっぱいなんだ』


「へぇ、友達いたんか」


『いなさそう?』


「ん。授業中メールしてる感じでもねぇし、着歴もノブさんやら皇やら、親父やらばっかだった」




着歴まで見たんかいぃぃィッ!!

もうこれプライバシーの侵害じゃない?!

駄目だよ兄さん、涼しい顔してさらっと自分の犯した罪言っちゃ!!