「お、そろそろ12時」
「は~い、じゃぁ春臣主催の怪談大会はじまり~」
『待って待って!!装備できてない!!』
「何の装備?」
『話が盛り上がった時とっさに耳をふさぐ準備』
「そんなユウには耳当てを貸してあげよう」
『おっ、千歳ったら準備いいじゃん・・・ってこれ音○聞こえ!!
暖かいとこカッスカスになってんじゃん!!』
「ある町にね、3人家族の住んでる家が有ってね?」
『待ってぇぇぇぇっ!!』
・・・―――――――――――――
―AM2:00―
怪談大会が終わり、冷たいフローリングの上で眠りに就いた。
(・・・寝れない。)
一人を除いては。
(うぅぅっ・・・春臣の話怖すぎっ!!しかも希がそのあと話したのも怖いし!!
綾の実体験も怖かった!!)
蓮条 悠、突発的不眠症に悩まされてます。