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『えぇぇ~・・・・部屋替えしようよ』


「ヤダ」


『もう航くんいないよ?お化けいないよ?』


「じゃぁ一人で寝れるでしょ?」


「俺と一緒に寝るかい、ユウ?」


『いらないやいっ!!』





晩御飯も食べ、航くんに平謝り反省会も終え、無事お風呂を上がると、男どもはもう寝ようとしてた。





『っつーかてめぇら、いっつもそんなに早く寝ないじゃん!!どうしたんだよ、こんなときだけ!!』


「眠い」


「疲れた」


「暇」


「この家、何にもないしねぇ」


『何のための湖畔!?水族館行ってお土産買っただけじゃん!!』


「充分だろ。休養も必要だと思うぞ、俺は」


『常日頃休憩しまくってるやつに言われたくねぇ』




マジで眠そうですね、綾さん。

あなた今日ケンカしただけじゃないっすか。

学校での生活と何ら変わりないでしょ。




「まぁ日が変わるまで皆この部屋にいるからさ」


『へ?なんで??』


「怖い話するんだって」


『へ?!』


「春臣が」


『マジで?!!』




本職の人がする怖い話ほど怖い話はない!!