「そろそろ杏仁豆腐、飽きたね」


「じゃぁそれくれ、兄ちゃん」


「俺もゼリー飽きたわ」


「僕ももう、カステラ入らない・・・」


『これ以上アイス食ったら腹壊す』


「ここ一体、甘い匂い漂ってる・・・(笑)」



「は?お前ら早くね?」


『綾クン、それは君がパフェを3杯食ってるからだよ。てめぇが遅いんだよ、甘党め』


「んだとこら、ケンカ売ってんのか?」


『いえいえ、滅相もございません、意外と甘党の綾さん』


「潰す」


『イダダダダッ!!潰すって頭?!また頭??!』


「そろそろ店でようか」


「そだな。誰が甘党か選手権も飽きたしっ」


「誰が勝ったんだ?」


「「「もち綾でしょ」」」




お会計済ませて(希がカードなんてもんを持ち出した)

店の外に出る。



太陽が少し南に傾いてる。



『あの角度だったら、多分2時だな』


「お前、太陽時計??!っつーか腕時計してんじゃん!!」


「しかも今1時だし」


『フッ 私もなまったもんだわ』


「頭がな」


『きぃぃぃっっ!!一々うっさいんだよ、綾は!!小姑か!!』


「潰す」


『無理無理無理!!さっきので10本は髪の毛抜けたから!!はげるからぁぁぁ!!』



「ほら、そこのバカップル。さっさとでなよ、営業妨害でしょ」


「『こんなんと付き合いたくねぇ』」