狙いを定めていると、翼を揺さぶっていたはずの千歳の叫び声が聞こえた。
「ぎゃぁあぁぁっ!!翼が、翼がァァァ!!」
『どうした、千歳??!』
「翼が・・・
落ちた。」
『揺さぶりすぎぃぃぃい!!』
左向いて寝てた翼が、うつ伏せになって床に落ちている。
そこへ悪乗リータ桜李がやってくる。
「お、おぃ・・・こいつ動かねぇぞ?」
「これは・・・もしや殺人事件か??!」
『脈あるから!!なんでひっくり返ったかというと、千歳が揺さぶったからだから!』
「貴様・・・どんだけ被害者Aを揺さぶったんだァァァ!!」
『確かにね!!揺さぶりすぎだと思うけど、なんかバカさが滲みでてるよね、その発言』
「事件は現場で起こってるんじゃない・・・第一応接間の隣の部屋で起こってるんだ!!」
『言えよ、その隣の部屋の名前!!
っていうか、逆じゃね?!現場で起こってるんじゃね?!』
「七色に光る橋、封鎖できました!」
『できちゃったのかよっ!!ってかそんな橋見たことねぇ!!』
「え~・・・これは~ですね・・・古畑にゃん三郎でした」
『似てない!!無理なレパートリー、やらないで!!』
っていうか、誰か助けてやれよ、そこの被害者Aさんを!!