「はいじゃぁ解散」
『まだ話は終わってねぇ!!』
「はぁ~あ、今日はたくさん働いたなぁ」
『ややこしい!!
千歳っぽい発言だけど、これ綾ですから!
誤魔化してますから!!』
「うるさい」
『お前は二言目には、いつもうるさいうるせぇ・・・バカじゃないの?!!』
「声でけぇ」
『うるさいっ!!』
「お前も二言目にはうるせぇお黙りだな」
『誰が言った?!誰がいつそんなお嬢様発言した?!』
「ユウ~、翼起きないんだけど」
『ほっとけほっとけ』
ソファの上でぐでんとしている翼を、千歳がゆさゆさと動かす。
『こら、あんまし揺さぶんな』
「俺的には、ユウの心を揺さぶりたい」
『あぁ、今の発言のキモさに十分揺さぶられてるから』
「ユウも結構苦労してんだね」
『あ、わかるぅ~?最近コイツラのせいでお肌がぼろぼろ・・・』
「毎晩顔パックしてるし」
『誰だ、そんな嘘を春臣に吹き込むやつは!!』
「しわ増えたよな」
『出会って5日のお前が、私の何を知っている?!』
そろそろ我慢の限界。
嘘ばっかついて心揺さぶってきやがる綾に、このピコピコハンマーを投げつけてやる!!
「使い方、間違ってるくない?」