真っ白な紙に、何やら複雑な縦線横線を書き込んでいた希。

途中から綾が参加してた。





『何してんの?』


「あみだくじ作ったから、適当に名前書いて」


『うげっ、部屋割、あみだで決めんのか?!』


「何か文句でも?」


『ないで~す、大賛成っす希さま』



「はい、あとは桜李とユウだけ」



春臣、綾、希が名前を書き、紙が回ってきた。






『なっ、なんじゃこりゃぁぁっ!!』


「複雑っ!!やたらとワープしてんじゃんか!」


『ってか、遠くから見たら字ぃ書いてあるよこれっ!』


「猫の絵も描いてあるよっ!どんだけ遊び心奮い立たせたんだよ!!」



ぐちぐち文句言いながら、長い(20cmぐらい)縦線の上に名前を書いた。








「皆書いた?じゃぁ、これ部屋割ね」



そう言って、別の紙に書かれた部屋割を見せる希は、鬼だと思います。




『おいぃぃぃっ!!まだ線辿ってないんスけど!!』


「無駄に長い道のり、辿っていくとこなんだけど!!」


「そんなの気にしない。はい、じゃぁ適当に解散」


『集まってもいねぇっ!』




部屋割は、春臣・希

     綾・桜李

     千歳・翼

     ハミ りで・ユウ






『待てぇぇぇえっ!!』


「何、なんか不服?」


『部屋的にはすんごい満足なんだけど、名前が気に入らない!!


このちょっとした隙間が気に入らない!!

外人のミドルネームみたいになってんじゃん!!

苗字ハミリーさんじゃん?!』


「むしろ苗字は後のほうだと思うけど」


『わざわざハミリ書く必要なくね?!』


「バランス的に」




翼の次に扱いひどいやっ!!