「水のあるところと、暗い所に気を付けろだとよ」


『水ん中で、シュノーケル銜えてるかもしれないもんね。

暗いとこは格好の隠れ場!!』


「誰が忍者の話してる。

霊媒師の孫が言ってんだ、霊関係だろ」


『うぇえ?!ここにいるってこと!?』


「俺はしらねぇけど」


『ちょっと不良少年!!

霊感少年に電話してください、めちゃくちゃ不安になってきました!!』


「電話は迂闊に使うな、だと」


『なんでだぁ?!!』


「霊感少年のすゝめ」


『諭吉さぁぁぁん!!学問以外にも著書があったんですねぇえ!!』


「そういうことだ。春臣帰ってくるまで、あんまうろうろすんな」


『むむむ・・・部屋を見に行きたかったのだが・・・』


「着いてってやるよ」


『あら、綾さんお優しいのね』


「おら、カバンもて」


『あららら、それはあなたのお鞄じゃなくって?』


「二人分ぐらい、余裕だろ?190弱の男、抱えてたんだから」







はっ!!!こいつ、私が落としちゃったことを怒ってるんだ!!

忘れてるかと思いきや、めっさ覚えてらしたんですね!!!