『ボケナスビじゃなくて、ボケナスでは


・・・ってイタタタタ!!!』


「ハゲ散らかすぞ」


『散らかす?!髪の毛抜いて、あたりに投げ散らかすってことですか?!』


「泣かす」


『な?!だ、誰か目薬貸してください、俺がマジ泣きする前に!!』


「鳴かす、だって、綾ったらエロ~い!!」


「黙れ、慢性発情期野郎」


「うわっ、微妙にけなされた!!」




「おぃゴラ、アホども!!もうすぐ着くから、黙って座ってろ!!!」



「「『・・・』」」




再び平和な空気に包まれたバス内。

そんな危うい平和は、一瞬にして崩れる。



「う、おぇぇぇっ・・・」


『ぎゃぁぁぁ!!!翼!!』


「うわっ、マジで吐きやがった!」


『お前がポッキーしまわねぇからだろ!!』


「てめぇも食ってたじゃねぇか!」


「だ、大丈夫だ・・・よ、うえぇぇ」


『「全然大丈夫じゃねぇぇぇぇ!!!」』