「そんな金のある奴らが、固まってあるホテルに行くことになりました。

当然、宿泊費は高額。

ホテル側としては、大きな収入になります。


でも、校内にはいろんなホテル企業の子息がいます。

学校としては、どのホテルを選べばいいのか、悩むところだよね」


『一番でかいところでよくね?』


「もしそこが、生徒の誰かのライバル企業だったら?」


『ん?う~ん・・・めんどくさいことになるな』


「でしょ?だから小さなグループに分けて、費用を分散させるんだ」


『なぁるほど!いろいろあるんだな』






・・・って、ちょっと待て。

今、納得しちゃったけど、おかしいところなかった?


ホテルって・・・必要か?

日帰りじゃね?

遠足って、山登ってその日に帰ってくる程度じゃね?!





ガシャァン ドスッ パリーンッ






「うわっ、机飛んできた!!」

「桜龍の総長と副総長が暴れてる!!」

「誰か止めてくれぇぇぇ!!」

「ちょっ、こっち来… ゴフッ!」

「松橋ぃぃぃぃっ!!(A組の人)」

「わぁぁっ、兄貴!!母さんに怒られるぞ!!」

「行けぇぇぇ!!そこだ、綾!!希を負かせ!!」

「千歳、後でどうなっても知らないからね」

「うっ・・・」





「祠堂、渡瀬!!!

てめぇら廊下で静かに正座してろぉぉぉぉ!!!」










「蓮条、止めなくていいの?」


『うん、宇宙の彼方に飛ぶ必要性について思考中だから』




紫頭のヒーローについて考えてるから。