『とにかく、いったん鎮めないと彼の腹筋が気がかりだ』


「右におなじ」


『お~ぃ春臣っ!!正気を保て~、そんなに面白いことないだろ~!!』


「あっはははっ、ブラックジャックって・・・前髪だけじゃん!!」


『何言ってんのか、さっぱり分かんねぇぇぇ!!』


「髪の色の話したの?」


『おぅ、銀色だから、ブラックジャックファンか?って聞いたんだ。したら笑い出した』


「う~ん・・・よし、翼GO」


「俺っ?!よ、よ~し・・・」




緊張してるのか、がちがちで春臣のもとへ行く翼。



おぃおぃ、右手と右足両方でてるよ、ジミ-。


勘弁してくれよジミー、そんなベタなボケいらねぇんだよ、ジミー。





「春臣~」


「・・・・・・」




翼が春臣に声をかけると、狂ったように笑っていた春臣は、無表情になった。




「「えぇぇっ?!」」




これは予想外!

こんなところに、とんだ隠し玉だなおぃっ!!




「まさかの翼!!俺ちょっとショック!!」


「翼の声しか春臣には届かないのか~?!」




なんだか打ちひしがれてる桜李と千歳。


そこに現れるのは、腹黒エセ紳士!!