っていうか、こいつ授業中起きてるの見たことないぞ?
夜もちゃんと寝てるのに・・・
『あぁ、夜か』
思い出した。夜になったら街に繰り出してるんだったな。
むぅ・・・イライラモード再発・・・
こっちに顔向けて寝てる綾をじとーっと睨み続ける。
ピーマンと人参に追いかけられる夢みろ。
悪夢に苛まれて汗だくで目覚めてしまえ。
無邪気な寝顔に呪いをかけていたら、突然机が揺れた。
『あぅあぅぅ!誰だ机揺らしたの!!頬杖ついてる人の机揺らしちゃだめでしょ!!』
顎外れるかと思ったわ!!
「いや、オーラが黒かったから」
『マジでか、オーラ見える派か!』
そんな電波系いたっけ、と前を向くと、銀色の髪に銀色の目をした男の子が立っていた。
あ、目合った。
『・・・・・・』
「・・・・・・」
いやいやいや、なんか言えよっ!!!