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~1-A~


ガラララッ





屋上から戻ってきた、ユウと桜李。

窓際に座っている希のとこにいく。






「おぅ、お疲れ~」


『ん』


「あれ、あいつら帰ったのか?」


「要に任せた!」


「うっわ、それ最悪だな・・・」


「だろ?アイツら、今度から学校には近付けねぇよ」


『葉鳥先輩、恐るべし・・・』





何があるのか知らないけど、恐るべし。



さっき桜李に聞いたら、


「あいつらの出番が今後一切なくなるような・・・」


延々とホントかウソかわからない、怖いエピソードを聞かされた。







『それにしても騒がしいな』



普段から無意味に騒がしい、A組。

ボールが教室を飛び交い、そこいらでエロ本広げ、最悪な時は、青春という名の殴り合いを始めるクラス。


それが今日は、いつも以上にテンション上げてやがるから、タチが悪い。


しかも、翼と千歳が一緒に騒いでるから、もっとタチが悪い。




『翼・・・』


「地味キャラが騒いでるの見ると、いらっとするよね」


『許してあげて!!ジミーにも、ハッチャけたい時があるんだよ!』


「あのハッチャけ方はだめでしょ」





バキッ



「てめぇ、どこ触ってんだよ!!」


「いいじゃねぇか、無礼講 無礼講」


「無礼にもほどがあるだろ!!」


「んだよ、ちょっと触ったぐらいでそんな怒んなって」


「うるせぇぇぇ!!千歳、助けて!!」


「よし、わかった!!

お前ら、地味キャラに欲情してんじゃねぇよ!!


こいつ童貞なんだぞ??!無理に勃たせてイかせたらかわいそうじゃねぇか!!」


「ちょっ、余計なこと言わなくていいから!!」





・・・あんのクズ野郎。

歩く18禁め、今日は晩飯つくってやんねぇからな。