ドスドスとこっちへ戻ってくる綾。
『・・・何がしたいのさ』
「治ったか??」
『何が。頭か?てめぇの頭が治ったのか?』
「機嫌」
『・・・ま、まぁな』
「そうか」
意味不明!!
なんだこいつ、やっぱり宇宙人じゃん!!
私の機嫌治そうと、アイツラぶっ飛ばしてきたの?!
嘘なのに!!
『とんだとばっちりだ!!』
「うるせぇ」
『はい、すんません』
綾はいつの間にか昼食を終えていた・・・んだけど。
(・・・・なんでいちごタルト食べてるの?)
心の声は、口に出さない方が得策だと、希がアドバイスしてくれた。
散々暴れ回って、ぐちゃぐちゃになってしまった食堂を後にして、私たちは屋上へ来た。
黒蝶&白狐の4人も連行。
あのまま放っとくと、また相馬がうるさそうだし。
『で、結局何の用なんだ??』
「ユウに会いたくて・・・」
「綾さんに会いたくて」
「大雅に連れてこられた」
「総長が心配でして」
「淀川ぁぁぁぁぁ!!!」
「ちょっ、総ちょ・・・ぐはぁ!!」
『誰だよ、淀川って』
そろそろコイツらのコント、飽きてきたぞ。