「綾さん見つけたぁぁぁ!!」
「相馬ぁぁぁ!!あれほど勝手な行動すんなっつったのに!!」
再び、綾へと一目散な相馬。
・・・恋する男は、盲目だな(古いっ∑)
「よっしゃ、俺が相手してやる」
向ってくる相馬を見て、席を立つ桜李。
「そだね、総長狙われてんのにノンキにご飯食べてるのもあれだし」
「じゃ俺も~」
そして翼と千歳も立ち上がる。3人の皿はすでに空っぽ。
『俺は食べてるよ』
「頑張れ、3人とも」
私と希はゆっくり食事中。
「あっ、俺飲みもん買ってくるわ」
『綾のバカぁぁぁぁ!!』
KY!!この男、KYだ!!
「おぃ誰に向かって、バカっつってんだ」
『お前だよ!!こんのKY男!』
「はぁ?KYじゃねぇし」
『KYだよ!お前のためにケンカしてくれんのに、なにどっか行こうとしてんだよ!』
相馬と相対する3人を指差す。
「無愛想で浮いた話の一つもねぇ綾なんか追っかけておもしれぇか?」
「今すんごい暴れたかったんだよね」
「ってか、蓮条のことちびって言うなよ。
チビのほうが、ベッドの上ではヤりやすいんだぞ?」
「絶対俺のためじゃねぇだろ、こいつら」
いや、全く。仰る通りで。そんなことよりも・・・
『死ねや千歳ぇぇぇぇえ!!!』
「ぎゃぁぁぁ!!まさかの後ろからの奇襲!!」
『なにセクハラ発言してくれちゃってんの?ってか俺がお前とヤッたみたいな事言うの、やめてくんね?』
「あの夜は、楽しかったよ・・・」
『口を慎め、ゾウリムシ』
「うわぁ、そんな罵られ方初めて!」