~昼休み~




『チョーク攻撃とか、昭和かよ!!』


「しょうがない、片岡は昭和の人だ」


『ほとんどの大人は昭和の人だけどな!!』


「大正とかもいるんじゃね?」


『大往生!!金さん銀さんのお友達!!』




6人でぶらぶらと食堂へと向かう。


が、途中の廊下で、人がたくさん集まってて、通れなくなっていた。






「なんだ?」


「なんかあったのかな」


『何にもないのに集まってるってのも、キモくね?』


「どんだけ仲良しなんだよって感じだな」




適当によけながら通るか、と足を進めた途端、人だかりの中心から聞き覚えのある声が。




「吉田ぁぁぁ!!!」

「ぐふぅっ!!」

「そいつ吉川だっつーの」

「相馬さん相変わらずっすねぇ」



『「「・・・・・・」」』



今、なんか聞こえましたか?





「気のせい気のせい」


「ほらっ、早くいかないと食堂混んじまうぜ!」


『そっ、そうだな!早く・・・』





「あぁぁぁぁあっ、綾さ~ん!!」




「「!!!」」
『綾逃げろぉ!!』


前方から、あのバカ面が。

綾を崇拝するあのバカがやってきました。