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『・・・・・・』



目が覚めたら、自分の部屋だった。




『ってちょっと!!どゆこと??!』



私、大雅と一緒だったよね??!

で、酒飲んでたら眠くなって・・・



『酒か!!どぎつい日本酒が原因か!!』




まさか酔うとは思わなかったな~

っていうか、なんか私悩んでなかったっけ?

大雅と喋っててなんかネガティブに…




『うん、覚えてない!忘れちゃったもんは、無理に思いだしてもなんにも出てこないと思う!!



そんなことより部屋ん中暗いな』




痛すぎる独り言を言いながら時計を見ると、18時。


外で遊んでたのが、12時ぐらい。

6時間以上寝てたってことは・・・




『一日の4分の1無駄にしたぁぁぁ!!!』

「うるせぇよ」



頭を抱えて叫ぶ私の耳に、低い男の声が。

目を開いても誰もいない。でも、声は聞こえたってことは・・・




『ぎゃぁぁぁっ、透明人間??!』


「バカか」


『はっ、その声は綾??』


「他に誰がいる」




よく見れば、ドアの方からリビングの光が漏れて、逆行だが綾が立っているのが見えた。





『いやぁ、今だ確認されていない透明人間かと思っちゃったよ』


「そりゃ確認されてないだろうな。透明だし」


『でもきっとどこかにいると、信じてる!!』


「知るか」




綾は乙女の部屋にずかずかと入り込んできて、ベッドの前に座り込む。