「おぃ希、早く入れよ」


「ヤダよ、なんかこの倉庫、汚い」


「じゃぁお前外で待ってろ」


「うん、そうする。」


「そうしちゃうのかよっ!!」


「兄貴・・・。」




ドアからは桜龍の幹部たち(希以外)がぞろぞろと、倉庫内へ入ってくる。


そして4人の視線は、ソファの上で大雅に抱きしめられてるユウへ。







「あぁぁぁっ、ユウが汚された!!!」

「うわぁぁぁ、何聖女みたいなこと言ってんだよ!!キモい!!」

「わぁぁあぁ、抱っこされてる、子供みたい!!」



「お前ら、ホントにバカだな。
そして翼は、やっぱりずれてるだろ」



「綾さぁぁぁぁん!!!中まで入ってくれるなんて、俺幸せすぎっす!!!」




相馬はツッコミを入れてる綾に抱きつこうとするが、かわされあえなく失敗。





「うわぁ、なんか発言エロい」


「っていうか、綾のファンとかあり得ない」


「綾ってモテるんだ。知らなかった」


「あっ、そんなことよりユウだよ」


「おぃこらお前!!そのバカ離せ!!」





桜李はユウを抱きかかえてる大雅にケンカを売る。





「あぁん?てめぇチビのくせに、生意気言ってんじゃねぇよ」


「またちびって言った!!もう許せねぇ、ぶっとばす!!」



『ふぇっ・・・うぅっ・・・』



「「「「!!!!!」」」」




大人しくしていたユウが、再び泣きはじめた。