バタ―ンッ!!!


突然、倉庫の扉が勢いよく開いた。




『うぉっ??!なんだなんだ??!』


「きっと大雅だよ」


『えっ、黒蝶のやつらもここにくんの??!』


「うん、大雅も目的あって手ぇ組んだからね」


『・・・まさか私関係??』


「ぴんぽ~ん!!」


『うるせぇぇぇ!!!声がでかい!!』




「おぃ、相馬-ソウマ-」


『相馬??』


「あっ、俺のこと~。西宮 相馬っていうんだ~」


『へぇ・・・で、あいつが?』


「そっ、黒蝶の総長、星川 大雅だよ」




大雅は、私と西宮が座るソファに近づき、私たちを見下ろした。





「あれっ、怪我してんじゃん」


「おぅ。桜龍のチビどもにやられた」


「マジでか。ケンカしたんだ」


「おぅ、下っ端が勝手に吹っかけやがった」


「総長の面目ないね~」


「全くだ。で、こいつが赤アゲハか??」


「そうだよ♪かわいいっしょ」


「・・・・・・」


『・・・どぉも、ハルカです』




大雅はジィ~っと私の顔を見てくる。




「・・・本物?」

『マジもんで・・・すっ??!』



返事をした途端、体に衝撃がきた。