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「いやぁ、すまんね。ちょっとテンション高くて」


『高すぎだろ。登場のたんびに吉川、血ぃ吐くわ』


「いつものことなんで、気にしないでください」


『あ、そうっすか。っていうか、なんで敬語?』


「尊敬してます、赤アゲハさん」


『えっ、いや・・・なんか…ありがとうございます??』


「……」
『……』



「吉本ぉぉぉぉぉ!!!」

「ぐはぁぁっ!!」


「「「副総長!!」」



『またかよっΣ!!!っていうか、そいつ吉川じゃねぇの??!』



「あ、間違えた。」


『もうお前、意味分かんねぇ』


「あぁ、すまんすまん。まぁ座ってくれ」


『え、あ、どうも』



倒れる吉川を放って、総長は私に椅子を勧めてきた。





「はぁ~。あっ、俺は白狐の総長の西宮 春樹だ」


『赤アゲハのハルカです。で、なんか用ですか??』


「ん?いや、特に用はなかったんだけど…」


『そうっすか、じゃぁ失礼します』


「待って待って!!一回会ってみたかったんだよ!!」


『・・・なんで??』




なんだか嫌な予感がする。

だってこいつ、目ぇキラキラ輝いてんだもん!!






「俺、赤アゲハさんを尊敬してるんです!!!」



キタぁぁぁぁ!!


尊敬してます、会ってみたかったんです、憧れの対象に迷惑かけてるのにまったく気づいてないんです、的なキャラ!!