「おっ、あれっすよ!」
『ん?倉庫か…白狐のたまり場か??』
「そうっす!!西宮さんが気に入ったとかいって、勝手にリフォームしたんっす!!」
『それ・・・ダメなんじゃないか?』
「大丈夫だって胸張って言ってたっす」
『じゃぁ大丈夫なんだろな』
リーダーを先頭に、白狐の溜まり場らしい倉庫にはいると・・・
「「お帰りなさい、吉川さん!!」」
「おぅっ、帰ったぞ~」
『えぇぇぇえっ、結構偉い人だったり??』
「吉川さんは、うちの副総長っす」
『・・・副総長、自由だな~』
「でも、総長はもっと自由人っす!!」
『胸張って言うな。総長がバカだって言ってるようなもんだぞ』
両側にいる不良さんたちと会話していると、奥の扉がバターンっ!!と開いた。
「吉川ぁぁぁぁぁ!!!」
「あっ、西宮さん!!みてください、赤アゲハっす・・・ぐはぁっ!!!」
白狐の総長、西宮はなぜか登場直後に吉川にタックル!!
あれは痛い。
「「「「副総長!!!」」」」
「みんな…俺の・・・骨は・・・花屋さんの花壇の中に…」
「「「副総長ぉぉぉぉ!!!」」」
『あほか。花屋さん、超迷惑だわ』
倒れてる吉川の側でぎゃぁぎゃぁ騒ぐ、白狐たち。
その中には、タックルした本人が。
「吉川ぁぁぁぁ!!しっかりしろぉぉぉぉ!!」
『原因はてめぇだろうがぁぁぁ!!!』
アホか!!このチームのやつらはアホなのか!!!