「いててて・・・腰が痛い」
「いわゆる腰痛だな!!」
「わざわざ熟語にしてくれなくていいしっ!!」
「いやぁ~、久しぶりに大勢を相手したな」
「一昨日、銀龍とケンカしたでしょ」
「あれっ、そうだっけ?」
「翼の天然って、時折イラっとする」
「ご~め~ん~ね~」
怪我したところをさすりながらこちらへ向かってくる3人。
っていうか、他のメンバーどこ行ったんだ。
「ゲーセンの前通りかかったら、テンション上げて、入って行っちゃった」
『止めろよ』
「無理。目がきらきらしてた」
「桜李と千歳を引き留めるので、精いっぱいだった」
『このチームはバカばっかりか?』
「総長がこれだからしょうがないよね」
『しばくぞ』
「あいたっ!なんで俺??!希が言ったのに!!」
「有言実行だね~」
『チッ 埒があかねぇ。相手はどこだ』
「えっと・・・・・黒蝶だね。
ちなみに、西宮っていうのは白狐の総長」
『そうか・・・やっぱり手ぇ組んでやがったな』
「けどさ、白狐のやつらが全然見当たらねぇんだよ」
「そうそう。街中でぶっ飛ばしたのも、黒蝶だったしな」
「それに、なんで撤退したかも気になる」
「総長の誕生日会だったんじゃね?」
『んなわけあるか』
「あぁ、そうかも。綾はまだまだだけどな」
『聞いてねぇし、頼んでねぇよ』