ちょいとおセンチになった私に、千歳がタックルしてくる。
「ユ~ウ~!!!」
『ぐはぁっ!!!』
「出て来たんなら言えよ!!」
『スミマセンデシタ、苦しいので首から手を離せッ!!』
「おぉ、すまんすまん。なんでこんなに遅くなったんだ??」
『フジコちゃんと喋っててさ』
「ったく、これだから女ってやつは」
『ちょっとそれ偏見だ!!
話が長いのは近所のおばちゃんだけ!!
私はまだまだ若いぞ、そしてフジコちゃんは28歳だぞ!!』
「嘘ぉ??!あの美しさで28?!」
「わ、若造り…」
「人間見かけによらねぇもんだな」
『全くその通りだな。
地味な翼も、寝起きは甘えんBoyだもんな』
「なっ、なんでそれ知ってんだよ///」
『今朝の出来事です』
「マジかよっ!!」
ねぇ、フジコちゃん。
眩しすぎなこいつらだけど、
フジコちゃんの言う通り、悪くないかもね。
目潰し光線でてるけど、グラサンかければ大丈夫な気がする
こんな私でも、一緒にいてもいいんじゃないかって
そう、思うんだ
「・・・何考えてんのかしらねぇけど」
『へ??』
ねぇ、綾
「お前はお前だ」
どうしてあなたは
「俺が知ってんのは、バカで意味不明で、妄想癖で、ケンカ好きの蓮条 悠だ」
こんな私を救ってくれるんだろうね
「そんなお前を、俺は桜龍へ誘った」
どうして私の
「どんなお前でもてめぇは仲間なんだよ。
覚えとけボケ」
欲しい言葉がわかっちゃうんだろうね