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ジリリリリリリ・・・




『んぁ・・・、朝か』




今日は休みなので、起床は10時。


暴れたのと、桜龍でのバカ騒ぎで疲れたのか、昨日は即行で寝てしまった。





今日は、布団に千歳の姿はない。

平和な朝だ~!!





私が女だとばれたので、急いで準備する必要もない。

黒い長髪もそのまま、自分の部屋をでてリビングへ行く。



『おはよ~・・・・・って、なんでお前らここで寝てるんだ??!』



リビングには、千歳、桜李、翼が床に転がってて、ソファには希が横になっていた。



「・・・ん~、ユウ??」


翼が目をこすりながら体を起こす。


寝起きで力が入らないようなので、手伝うため近づいた。






『おっ、おはよう翼』


「おはよぉ~…」


『大丈夫…ぎゃぁっ!!』






翼の背中に回そうとした手を、ぐっと掴んで引っ張られる。

そして、そのまま翼の胸にダイブ!!


・・・じゃなくてっ!!




『な、なななな何事っ??!』


「ん~、ユウ、いい匂い~」


『ちょっ、翼っ///』


「なに~??」


『なに~、じゃないっ。お前、寝起きは甘えキャラか!!』




予想外だっ。

地味だけどしっかり者の翼が、こんなことしてくるなんて!!



『う~…とぉっ!!・・・ハァ ハァ ハァ』


ぎゅ~っとしてくる翼の腕から、力いっぱい抜けだす。


翼はそのまま再び寝てしまった。



『今度から、寝起きの翼には注意しよう』


人は見かけによらないな。





「ユウ~、何翼といちゃいちゃしてんの??」


『千歳、起きたの?』


「まだネムイ~」


『寝てろ。今日休みだから』


「そうする~ Zzz」




今、なんで千歳起きた?

ってか、こいつも甘えキャラか!!




・・・見かけどおりっちゃぁ見かけどうり。