じりじりと前に進んでくる銀龍たち。

人数はざっと100人強。



ちょっと本気ださないと、私の玉のお肌に傷がついちゃうわ♪(笑)


マジケンカのため、ポケットから黒い革手袋を取り出し両手にはめる。




「おぃ、お前強いのか?」


『ん??まぁ、そこそこね』





なぜか私と背中合わせになってる綾こと”桜狂”が、構えながら尋ねてくる。


千歳たちは、外側から攻めてくるのか、この場にはいない。





「そうか」


『そうなのよ』







「てめぇら、のんきに喋ってんじゃねぇ!!」

「ちょうどいい、桜狂ともどもぶっつぶしてやる!!」

「いくぞぉぉぉぉぉ!!」







閑静住宅街に、再び男どもの雄たけびが響き渡った。