「好きな人が居るってだけで諦めちゃうの?」
と歩美が言った。

そんなんすぐには諦められる訳ないじゃん…

「無理なんだよ…すぐには諦められないけど…時間が経てばきっと…」
とあたしは言った

「すぐに諦められないんでしょ?だったら諦めなくていいんだよ?好きな人を想うのは自由でしょ?」

「そうだけど…」

「だったらうじうじしないで頑張ばっちゃえ!いくらでも応援するから!」
と歩美があたしに言った。
「ありがと…もう少し頑張ってみる!」

「それでこそ姫菜だよ!隣なんだしさチャンスなんてやまほど!!」

「うっうん」

「じゃあ授業始まるから戻ろっか!」