「ありがと!助かった!」あたしはプリントを黒田に返した。

「おう!これからは自分でやれよ!」
そう黒田が言った。

「はぁ〜い!」
とあたしは言った。

《では、これで授業を終わりにします。》

「よし、授業終わった!」
「姫菜!あのあと、どうなった?」
と歩美があたしに言ってきた。

「まぁ普通だったかなぁ…」

「普通じゃわからないよ!ちゃんと言いなさいよ」
と歩美に背中を叩かれた。
「痛いよ歩美!うーんプリント見せて貰った位かなぁ?」
とあたしは言った。

「そんな事くらいなの?」歩美は言った。

「そんなくらいじゃないよあたしにとっては進歩したんだよ?」
とあたしは歩美に言った。