「…おい、和也。いつまで待たせんだよ」

「冬夜に同感ー」



下の段の方からまた突然、誰かの声が聴こえた。



目を見開いてすぐ声の主の方に視線を変える。



するとそこにいたのは、これまたイケメンの2人。





「わりぃわりぃ。お前ら待ってること忘れてた」



もう一度あたしと視線を合わせてから立ち上がると、苦笑いを浮かべ、二人に謝った。







『あぁっ!“Beauty”の3人だっ…!』




声を張り上げ交互に3人を指差す。



この、スリーショットを見てやっと思い出した。




……どっかで見たことあるはずだよ。




だって、Beautyだよ!?学園のアイドルだよ!?




3人とも世界レベルのお金持ちで将来ある身。



Beautyの両親達が学園に多額の寄付をしてるから、Beautyが何しようが授業をサボろうが

生徒はもちろん…教師ですら何も言えない。