榊原:
「例えばの話だ…………京介ぇ〜………オメェー、ある日突然「お前は実は宇宙人だ」っと言われたら、オメェーはそれを信じるかぁ………????」

橘:
「…………????」


何だ………????

その質問………????


橘:
「信じるワケないじゃないですか………宇宙人なんているワケないし………自分が宇宙人だったら他人に言われなくても分かるじゃないッスか………????」

榊原:
「何故そう言い切れる………????オメェーに自覚がないだけかも知れない…………例えば、誰かに過去の記憶を改ざんされたかもしれない………」


アンタ、漫画の見過ぎじゃねぇーのか………????


橘:
「どっちにしろ信じられないですよ…………」

榊原:
「そう、それが正解だぁ〜…………ある日、「お前は普通の人間じゃない」なんて他人に言われても、そんな非常識な話をおいそれポンポン信じられるワケねぇー………人間っつぅーのはそういう生き物だ…………だが…………」



…………????



榊原:
「それまで非常識だったことが実は[本当]だとしたらどうする………????それが“真実”だとしたら………????」

橘:
「いや………だから、非常識なことは信じられないッスかよ………」

榊原:
「なら聞くぞ………!!??京介、オメェーがある日、自分の頭から触角が生えてきたらどうだ………????オメェーは[普通の人間]から逸脱した時はッ………!!!???」

橘:
「そりゃー………」



っつーか、そんな非常識なこと起こらねぇーから………



榊原:
「普通の人間から逸脱した………それが“事実”であった場合…………オメェーは根本を覆さなきゃならねぇー………だがそれじゃあダメ何だよ………」

橘:
「……………」