自然の笑顔を、海は見たことがない。想像してみると…。


ーーー。うん、何か企んでそうな笑顔になる…。


海はその日寝るまで、愛羅の不自然な(?)笑顔が瞼の裏に焼き付くはめになるのだーー。








「君…アイラに似た新入りバイト?」


おぼんを持った愛羅に、鈴乱は当然と言いそうに聞いた。


「…何のコント?スズラン。まあ、オーナーとならやりそうだけど」


『たまになら手伝ってもいいかな』と思い翌日。海に無理矢理やらされるはめになったウエトレス。

「君誰」と聞かれたのは三回目だ。