「一日の楽しみなんだろ??」
「それは由香が大袈裟に言っただけで…。」
「あんな嬉しそうに空ばっかり見てるくせに??」
ドキ…
空はやっぱり好きだから。
すごく見られてるんだ私;;
「穴場はもう一つあるんだよね。」
とっさに嘘をついた。
嘘は得意だ。
「…そうなの??
ならなら!!俺もそこ行きたい〜」
ヴ;;
どうしたらそんなに可愛くなれるんだ。
「絶対ダメ。」
チラッと由香を見ると由香は弁当袋を握りしめて立っていた。
「わ…私に関わらないで!!」
気づいたらそう冷たく言い放っていた。
カタン…。
私は周りの視線を気にしない振りして静かに席についた。
なんて思われてもいいや。
どうせ私は周りに好かれてないし。
バン!!
私の机が強く叩かれた。
顔を上げると眉間にしわを寄せて困ったような怒ったような顔の空が立っていた。
、