「ごめん、俺はお前に友達で居てほしい」


あのお祭りの日言われた言葉…
 今でも記憶にしっかりと刻まれてる


「うん、わかった。じゃあ友達だよ?」


 あたし、信じてたんだよ?
振られちゃったけど、友達で
いられるって……
  そう、信じてた


「うん、じゃあな」



そう言って友達の所に戻って行った
彰の後ろ姿を
いつまでもみつめていた


     

みんなが待っててくれて慰めてくれたけど
 不思議と涙は流れなかった…



多分、その時はまだ彰が言った言葉を
 信じていたから。



きっと、また前みたいに
友達でいられるよね?
 大好きだったけど…
ううん。好きだから諦めます。
時間はかかっちゃうかもしれない…
 だけど、忘れるから。
また友達でいれるように頑張るから。
     

    


   ばいばい
あたしの初恋の人……