「いやッ

なんにもないよ?
帰ろうかッ」


健なわけないよね…

絶対にね。


だって、

私と健の家は

逆方向に

あるんだから…

きっと車が

同じだったんだよ!


「ついたよ。
佐野さん!」


「ありがとう。
また、明日ね。」