私は自分の部屋に戻った。


そして

健に早く報告したくて

電話をした。


「もしもし?」


「健!!
私、国語教師になるから!」


健は電話の奥で笑っていた。


「それを報告するために
電話してきたのか?
奈々って本当に可愛いよな。」