麻紀・・・あいつのこと、全部話すよ・・・」



真剣な眼差しで、私の目をみつめた。



「あいつ・・・いつみは、・・・・俺の中学の時の親友なんだ」



「親友?・・・」



あの女の子が?・・・



「それに・・・」



「それに・・・?」



私も陽介をじっと見つめた。



「あいつ、ニューハーフなんだ・・・」



「え?・・・・だって、だって、私より、女の子女の子だったよ! 
胸だって大きかったし!ウエストだって、キュッって、手足細くて・・・・」



私は、動揺して、すぐには、信じられなくて俯いてしまった。



すると、陽介はジーンズのポケットから



一枚の写真のようなものを取りだした。