「友美~」


友達の美紀


「何~?」


「いや、珍しく数学してたからさー」


「あぁ。だって先生来るんやもん。」


「朝日?あいつ無愛想やん」


「そうやけど、教えてくれたしなんとなく」


「そっか!!」


私は、美紀を本当の友達だと思ってない。


思ってないと言うより、思えない。

どうせ上辺だけなんだって。




だから深く関わらない。


でも唯一、私の本音を言える友達がいる。



篠原 陽菜


「友美?恋しいひんの?」



「いきなりなに~?」


「いや、気になったから!!」



「そう」


恋。したことあるよ?


3年前に。