下駄箱に着くと山下くんはもういた。



私は嬉しくなって駆け寄った。



「山下くん!」



そして彼が振り返る。



「おぉ!…お?」



「ん?」



山下くんがじろじろ私の方を見る。



はっ!



いつもと違う格好だからだ…



やっぱり似合わないよね。



1人でしょげていると山下くんが口を開いた。



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