「ここでいいかな」 俺は下駄箱の影に隠れた。 心臓がバクバクする。 ……パタパタパタ 誰かの上履きの音がした。 聞き覚えのある咳払い。 絶対に瀧美里だ。 俺の心臓は尋常じゃなかった。 2人になったら何を話そう。 思い切って告るとか? …ありえねぇ。 そんなことを考えていたら 目の前に何かが通った。 #